マスタリングTCP/IP 入門編 を読む会 - 第1章 - 1日目
本日華金ではありますが,初回の総目次作成分の労力もあるし,悲しいかな明日も仕事のためひとまず1.1だけで勘弁してください.
1.1 コンピュータネットワーク登場の背景
1.1.1 コンピュータの普及と多様化
ポイント
- 近年,コンピュータの普及は社会や生活に多大な影響を及ぼしており,「20世紀最大の発明はコンピュータであった」と言われるほどである
- コンピュータは会社だけでなく個人にも普及しており,また一見コンピュータには見えない家電製品・自動車などの機器にも組み込まれており,通信も行っている
- スパコン・パソコン・スマホなど多種多様なコンピュータが誕生しており,年々性能は向上しているが価格は下がり,大きさもどんどん小さくなっている
1.1.2 スタンドアロンからネットワーク利用へ
ポイント
- 以前,個々のコンピュータはそれぞれ独立して使われており,それぞれに別々のデータが格納されていた (スタンドアロン)
- ネットワークによりコンピュータ同士を繋ぐことで,個々の端末にあるデータを複数端末で共有/送受信できるようになった
- ネットワークにはWAN(Wide Area Network)とLAN(Local Area Network)などに分類される
1.1.3 コンピュータ通信から情報通信環境へ
ポイント
- 初期のネットワークは,繋ぎたい端末を指定して接続する私的(プライベート)なものであった
- それらの私的なネットワークを相互に繋ぐことが活発になり,世界規模のネットワークである現在のインターネットが形作られていった
- インターネットは,インターネットに接続しているどのコンピュータともやりとりが可能であり,現在様々な情報通信端末が接続されている
1.1.4 コンピュータネットワークの役割
ポイント
- コンピュータネットワークは,世界中の情報がネットワークを通して自分の端末にたどりつくことから,人間の神経に例えられる(身体のあらゆる情報は神経を通して脳に伝えられる)
- 身近な情報ネットワークの例として,メーリングリスト/ブログ/SNSなどでの情報共有/交換などが挙げられる
- 少し前までは,ネットワークやコンピュータは決して身近なものではなかったが,いずれネットワークの存在まで意識されることはなくなるだろう
ひとまず本日分終了です.仕事の忙しさを言い訳にせず,この調子で少しずつ読み進めていきたいです.