マスタリングTCP/IP 入門編 を読む会 - 第1章 - 2日目
ここ数日激務が続いておりましたが,落ち着きそうにないため無理やりねじ込んでいくことにしました.そうでもしないと進まない感.
1.2 コンピュータとネットワーク発展の7つの段階
1.2.1 バッチ処理(Batch Processing)
ポイント
- バッチ処理とは:1950年代に登場.あらかじめ決められた処理するプログラムやデータなどを,まとめて一括で処理する方式のこと
- バッチ処理時代のコンピュータは高価かつ巨大で,大規模な計算や処理をするときに使うのが主だった(かつ,一般的なオフィスではなく,専門の計算機センターに設置されていた)
1.2.2 タイムシェアリングシステム(TSS)
ポイント
- TSSとは:1960年代に登場.1台のコンピュータに複数の端末を接続し,複数ユーザが同時にコンピュータを利用できるようにしたシステムのこと
- TSSによりインタラクティブ(対話的:人間が指示を与えるたびにコンピュータが処理をして結果を返す流れ)な操作が可能になり,同時に対話的なプログラミングが可能であるプログラミング言語のBASICが登場した
- TSS登場によりネットワークによる端末の結びつきが始まったが,当時はまだスター型(各端末を繋ぐための中心の端末が1台ある状態)の接続だった
1.2.3 コンピュータ間通信
ポイント
- 1970年代にコンピュータの性能の飛躍的な向上と同時に小型化が進み,価格も急激に安くなったため,一般企業にもコンピュータが導入され始めた
- 企業内の事務処理等をコンピュータに行わせ,かつそれらの結果の送信や分散処理をするためにコンピュータ間通信を行う技術が発達した
1.2.4 コンピュータネットワークの登場
ポイント
- 1970年台からパケット通信による通信実験が始まり,1980年代には様々なコンピュータ同士を相互に接続するコンピュータネットワークが登場した
- コンピュータの発展とともにウィンドウシステムが登場し,プログラムを同時に複数実行できるようになった(ex: プログラムをダウンロードしながら文書を作成する)
1.2.5 インターネットの普及
ポイント
- 1990年代には一部の企業や大学で1人に1台コンピュータが割り当てられ始め,EメールやWWWによる情報発信ブームが起こり,一般家庭にまでインターネットが普及し始めた
- ダウンサイジング(かつての大型コンピュータを,同等の機能を持つようになった最新の小型コンピュータに置き換えること),マルチベンダ接続(複数のメーカ機器やソフトウェアを使ってネットワークを構築すること)という言葉が流行した
- 上記の流れを受け各コンピュータメーカは,各社独自のネットワーク技術をインターネット技術に対応させるようになった.併せて,一般家庭やSOHO向けのネットワーク接続サービスや製品が登場した
1.2.6 インターネット技術中心の時代へ
ポイント
- インターネットの技術はあらゆる分野に影響を与えており,かつて通信を支えてきた電話は,電話網に代わってIP網が用意された上でIP網による電話サービスが提供され始めたりしている
- ネットワークに繋がる機器も,コンピュータだけではなく携帯電話や家電製品,ゲーム機などあらゆるものが接続できるようになっている
1.2.7 「単につなぐ時代」から「安全につなぐ」時代へ
ポイント
- 今や社会インフラとなったインターネットの利便性の裏で,ウィルス被害や情報漏えい,ねっとわーくを介した詐欺事件などの問題を抱えることになった
- それらの脅威を乗り越えるために企業や公共団などは,通信の仕組みを理解し接続後の運用などを検討して防衛対策を行い,安全性を維持していくことが不可欠である
1.2.8 すべての鍵を握るTCP/IP
ポイント
本日分以上とします.
書いてまとめながらだと1節40分ぐらいかかってるので,このペースだと単純計算で320分確保しなければいかん.
どこかでガッツリ進めて今月中に第1章終わらせたいです.第1章は時間かけるところじゃないだろうしなー.