千葉都市モノレール
千葉駅を起点に、千葉みなと・県庁前・千城台方面へと走る「千葉都市モノレール」をご存知だろうか。
千葉都市モノレール株式会社(ちばとしモノレール)は、千葉県千葉市内でサフェージュ式懸垂式モノレールを運営している軌道事業者。千葉市や千葉県などの出資による第三セクター方式で設立された第三セクター鉄道の一つである。
モノレールと言われて思い浮かべるのは、恐らく以下のような形態のものだと思う。
(上図は多摩都市モノレール。8年前に撮った荒い写真しかなくてすみません。)
この形態を "跨座式モノレール" といって、電車が線路を "跨ぐ" タイプが一般的なイメージではないだろうか。
話は戻って千葉都市モノレール。引用に書いてある通り "サフェージュ式懸垂式モノレール" という、なんだかよく分からない名称である。
懸垂式という部分はイメージがしやすいと思う。鉄棒でやる懸垂と同じで、電車がレールにぶら下がっている形態のことを言う。
※サフェージュという形式名称は開発した会社名の頭文字をとって "Société Anonyme Française d'Étude de Gestion et d'Entreprises"
なんと千葉都市モノレール、サフェージュ式の中では世界最長の営業走行距離(15.2km)を誇り、ギネスブックにも載っているのである。
他にも懸垂式にはいろいろな形態があって、例えば身近なところでは上野式。
鉄柱の上にタイヤがあるタイプのことだ。
では千葉都市モノレールとの違いはどこかというと、上野式が鉄柱の上からぶら下げているのに対し、サフェージュ式は鉄柱の中でぶら下げているのである。
中でぶら下げているためわかりにくいが、電車の屋根のすぐ上にタイヤがついていると思っていただきたい。
この形態のモノレールにはメリットが多く、タイヤが鉄柱で囲われているので低騒音、雨や雪の影響を受けにくい、カーブの際もふりこのように傾くので速度を落とさず走ることができるといった強みがある。
また勾配にも強く、ある程度完成した都市にレールを通す上では非常に都合がよかっただろうことが伺える。
あとはとにかく写真を見てくれ。
線路の曲線がエロい(語彙力の低下)
同形態の懸垂式モノレールとして、大船から江ノ島までを走る湘南モノレールというのがあるらしい。
もうこの際湘南モノレールでもいいので、サフェージュ式懸垂式モノレールをとにかく一度見ていただきたいと願いつつ、この記事を終わりとさせていただく。
(なんとなく勢いで書き始めたけど、結局何が言いたいのか分からない記事になってしまいました。)