@sustny note

忘れっぽさを補うためのメモ

マスタリングTCP/IP 入門編 を読む会 - 第1章 - 4日目

今年の目標も決めたので,頑張って進めていくぞい.


1.6 OSI参照モデルによる通信処理の例

1.6.1 7階層の通信

ポイント

  1. 送信側は7層,6層,…と上の層から下の層へデータを伝えていき,受信側は1層,2層,…と下から上へデータを伝えていく
  2. 送信時,上位層から渡されたデータに自分の階層のプロトコル処理に必要なヘッダ情報を付与して下位層へ受け渡す
  3. 受診時,下位層から受信したデータをヘッダとデータに分けて上位層に受け渡し元のデータに復元していく

1.6.2 セッション層以上での処理

ポイント(if: メールの送信)

  1. アプリケーション層:入力された内容のどれが宛先,件名,本文に該当するかの情報をヘッダとして付与
  2. プレゼンテーション層:コンピュータ(メーラ)固有の表現方式をネットワーク全体(メールというシステム)で共通の表現に変換し,ヘッダにその情報を付与
  3. セッション層:データをどのように送るかをヘッダに付与(同時に5通のメールを送る際,1通ごとにコネクションを確立/5通まとめて1つのコネクションで送信する,など)

※セッション層自体には実際に送信を行う機能はなく,その部分はトランスポート層以下で処理をする


1.6.3 トランスポート層以下での処理

ポイント

  1. トランスポート層:メールを送信するコネクションを確立し,送信が終了したら切断する(相手の同層から不達の情報があれば再送も行う)
  2. ネットワーク層送信先のアドレス(IP,MAC,ポート等)をヘッダとして付与し,送信元から送信宛へのパケット配送処理を行う
  3. データリンク層物理層データリンク層で通信経路中の直接接続された機器同士でデータをやり取りができるように処理を行い,物理層でそれらのデータを電圧や光のパルスに変換し物理的な通信媒体へ流し込む

TCP/IPにおいて,ネットワーク層だけでは相手に確実に届ける保証はなく,正しくデータを届ける処理はトランスポート層が行っている

ネットワーク層は送信元から送信宛までの配達を担うが,データリンク層は直接接続されたそれぞれの機器同士の1区間のみの配達を担う


1.7 通信方式の種類

1.7.1 コネクション型とコネクションレス

ポイント

  1. コネクション型:データ送信開始時,受信側との接続を確立してから送信する方式
  2. コネクションレス型:データ送信開始時,受信側との接続を確立せずに送信してしまう方式

1.7.2 回線交換とパケット交換

ポイント

  1. 回線交換:一度コネクションが確立されると,切断までその回線を占有して送信を行う方式
  2. パケット交換:送信したいデータをパケットとして細分化し,各コンピュータが同時に1回線を共有して送信する方式
  3. 送信されたパケットはルータ内にバッファに格納され,相手への送信を待つ(バッファがあふれるとパケットが喪失し相手に届かなくなることがある)

1.7.3 通信相手の数による通信方式の分類

ポイント

  1. ユニキャスト:1対1の通信
  2. ブロードキャスト:1対不特定多数への通信
  3. マルチキャスト:1対特定多数への通信
  4. エニーキャスト:1対特定多数へ通信を行った後相手から返答を待ち,返答があったホストとその後ユニキャスト通信を行う

1.8 アドレスとは

1.8.1 アドレスの唯一性

ポイント

  1. 1つのアドレスで表現される対象は,明確に特定されなければならない(アドレスの唯一性:ユニーク)
  2. ブロードキャスト,エニーキャストで使われるアドレスは一見不特定多数を表すものに見えるが,「ある機器の集団を表している」という点で唯一性がある

1.8.2 アドレスの階層性

ポイント

  1. アドレスの総数が増えるとそのアドレスを探すのが大変になるので,階層化することで検索性を高めている(コンピュータ通信ではIPアドレスに階層性がある)
  2. IPにアドレスはネットワーク部とホスト部の2つからなり,同じネットワーク部を持つIPアドレスは必ず同じ組織やグループに属している
  3. ネットワークの途中にある通過点(スイッチ,ルータ)ではそれぞれ送出先を記したテーブルがあり,流れてきたパケットの宛先アドレスによってどのインタフェースから流せばいいかを判別している

※テーブルはそれぞれ,MACアドレスは転送表(フォワーディングテーブル),IPアドレスは経路制御表(ルーティングテーブル)という

※それぞれのテーブルから分かるのは,転送先ではなくデータを送り出すべきインタフェース


だんだん話が小難しくなってきておりますが,頑張ってついていきます.

今のところ既に内容を理解している部分なので読みながらまとめてるけど,分からん範囲にきたらそうもいかないだろうという不安は,ある.